鴨川にイタリアンは数あれど、ペッピーノのピッツァを食べることなく語るなかれ。

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バール、オステリア、ターボラカルダ、トラットリア、リストランテなどはイタリアで食事のできるところを指す言葉。

バールは文字通りバーのことなんだけどイタリアの人たちにとってはもう少し自分たちの生活に入り込んでいて、イギリスでいうところのパブに近い感覚かもしれない。彼らには行きつけのバールがあり、そこでコーヒーを一杯飲んで仕事に向かうことが多い。

多分だけど、ほとんどのイタリア人は朝ごはんをあまり食べない。だからお昼までお腹が持たないなと思った時はカプチーノを飲むことが多いと聞いたことがある。(余談だけどイタリアで夕方くらいにカプチーノを頼むと変な顔をされるのはそのせいかもしれない。)

オステリアとは日本でいうところの定食屋に近い、安くて旨いおふくろの味が食べられる。

ターボラカルダはファーストフードというか作りおきの惣菜がたくさんある簡易食堂。

ひとつ飛んでリストランテはレストラン。イタリアの女の人はリストランテに一人で行ったり、女同士で行ったりしない。なんでって訊いたら、「だってリストランテは男の人に連れて行ってもらうところだから、一人で行ったり、女同士で行くなんて、ご飯に連れて行ってくれる男がいないってことを世間に証明するようなもの、そんな恰好悪いことはできない」という答えが返ってきたことがある。

そんな気高いイタリア女でもトラットリアへは女同士で、あるいは一人で気軽に行きます。トラットリアとは彼らイタリア人にとって気軽に、でも、ちよっと気取っておいしい食事とワインをワイワイ愉しむ食堂なのだ。

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トラットリア・ダ・ペッピーノのシェフ小松さんはイタリアのローマとフィレンツエでイタリア料理の修行を積まれた方。そしてピッツァを焼く石窯はこだわりの手づくり、鋸山の房州石を使っているそうです。店の前にはその石窯で使う薪がたくさん保管されています。

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鴨川をウロウロしているとイタリアンのお店が幾つもあるのですが、我々がペッピーノに白羽の矢を立てた理由がこの薪の山。この薪を見てきっと美味いピッツァを食わせてくれるに違いないと揺るぎのない確信を持ったのです。

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いただいた料理は前菜にタコのマリネ、ピッツァの定番マルゲリータ、クアトロフォルマッジョには蜂蜜が添えられていて、これが町田さんに大好評でした、そして菜の花のピッツァに鯖のパスタ、このパスタソースはとても素晴らしいです。最後のドルチェにはティラミスと大満足でした。

ちなみにティラミスとは「私を元気づけて」という意味です。ティラが引っ張ってで、ミが私を、スが上にという意味で直訳すると「私を上に引っ張って」という意味が転じて「私を元気づけて」という意味になります。女の人は天気が悪かったりすると気持ちが落ちる時があるらしく、そんな時は甘いモノを食べて元気を出すみたいです。

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そしてそして、ペッピーノの壁には町田さんのサインがあります。

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シェフの小松さん、元々はここの出身ではなく、鴨川に住みたくて、そしてここでピッツァを焼きたくて、研鑽を積まれたそうです。

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やわらかな愛情のこもったお店の雰囲気、燃え盛る薪の炎で一枚を約一分半で焼き上げるクリスピーだけどしっとりしたピッツァ、地元の材料にひらめきと創意を注いだイタリアンは迷わずお勧めできます。

ペッピーノプログ






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